2009年11月11日

トニー・ウィリアムス特集V

アルバム「Foreign Intrigue」より「Sister Cheryl」

トニー・ウィリアムスはとっても勉強家だったそうで、後期はオーケストレーションまで学んでいたそうです。そして「全部できるからミュージシャンなんだ」と言っていたんですって。この曲はト二ー・ウィリアムス作曲で、「ドラマーが作曲した曲なので、管楽器のようなロングトーンがあったり、ピアニストが作曲したように内声の中にメロディが見え隠れしているような作り方をしていない。あくまでもメロディありきで、それにハーモニーをつけるような作曲の仕方をしている」をドラマーの大坂さんだから見つけることができる、とっても貴重なお話をいただきましたよexclamation×2exclamation×2


Foreign Intrigue

Foreign Intrigue

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD-R




アルバム「HOMMAGE」より「E.S.P.」
このアルバムはジャズジャイアンツ達へのオマージュというアルバムで、今回ご紹介したのはウェイン・ショーター作曲のこの曲「E.S.P.」
この曲を聴く前にトニー・ウィリアムスの楽曲をたくさん聴いていたのですぐに「トニーっぽいなぁ」と思いました。アルバムの中の曲で聴いててむちゃくちゃ元気になれるのが「St.Thomas」。ソニー・ロリンズの曲であまりにも有名で、その曲をどうアレンジしているのかしら?と聴いてみると、愉快で爽快で、楽しめるナンバーです。あと、ラストのオスカー・ピーターソンの「Hymn To Freedom」も、ドラムがしっとり、そしてピアノのメロディはきらきらNEWで、これからの時期にぴったりかも。おすすめチューンです耳


オマージュ

オマージュ

  • アーティスト: 大坂昌彦,安力川大樹,海野雅威,小池修
  • 出版社/メーカー: エム アンド アイ カンパニー
  • 発売日: 2008/04/16
  • メディア: CD



posted by ディレクターA at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

トニー・ウィリアムス特集U

ゲストにドラマーの大坂昌彦さんをお迎えしましたわーい(嬉しい顔)
面白いお話をたくさんしてくださいましたよグッド(上向き矢印)

トニー・ウィリアムスのドラミングについて、大坂さんは「ハードバップに対するアンチテーゼ」とおっしゃっていました。トニーはハードバップにあるような、同じリズムを刻み続けることを嫌う傾向にあったそうです。

しかし、プロフィールにもあるように、トニー・ウィリアムスはアラン・ドーソンに師事していました。アラン・ドーソンは、とてもコンサーバティブなドラマーでした。では、なぜ?どのようにトにー・ウィリアムスは不規則なシンバルワークを習得したのか!?そこにはロイ・ヘインズの存在があったそうです。ロイ・ヘインズいわく、「トニーはオレのマネをしている」と言っていたそうです。トニー・ウィリアムスはロイ・ヘインズのプレイをよく見に行ったりもしていたそうですよ。


番組では、ジミー・コブが在籍していたマイルス・デイビス・クインテット(1961年)の演奏をちょっと聴いてから、トニーウィリアムスが在籍していた時期(1964年)の演奏を聴いてもらいました。

ジミー・コブはグルーブマシーン。グルーブに特化している。一方、トにー・ウィリアムスの演奏は解析的である。立体的に音楽を聴かせてくれる「ビートのキュビズム」ともおっしゃっていました。目


In Person Friday and Saturday Nights at the Blackhawk, Complete

In Person Friday and Saturday Nights at the Blackhawk, Complete

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2003/06/03
  • メディア: CD




Four & More

Four & More

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/BMG Japan
  • 発売日: 2005/03/15
  • メディア: CD



posted by ディレクターA at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

トニー・ウィリアムス特集T

今回はドラマーのト二・ウィリアムスの特集でした!
まず、プロフィールをご紹介しますねわーい(嬉しい顔)

トニー・ウィリアムスは、1945年12月12日、イリノイ州シカゴで生まれました。

ドラマーのアラン・ドーソン、テナーサックス奏者のサム・リヴァースに師事したのち、17歳のときにアルトサックス奏者のジャッキー・マクリーンのグループに加わります。
翌年の1963年にはマイルス・デイヴィスの「黄金のクインテット」のメンバーに抜擢され、1969年までマイルス・クインテットに在籍しました。

その後、ギターのジョン・マクラフリン、オルガンのラリー・ヤングとロック色の強い「ライフタイム」を結成するほか、ハービー・ハンコックの「V.S.O.P.クインテット」に参加するなど、精力的な活動を見せましたが、1997年2月23日胆嚢の手術の後の心臓発作により亡くなりました。

マイルスは、自伝でトニーについてこう述べています。

He was the only guy in my band who ever told me "Man,why don't you practice!"
I was missing notes and shit trying to keep up with his young ass.
So he started me to practicing again because I had stopped and didn't even know it.

(自分のバンドで「どうして練習しないんだよ!」とオレに文句を言ってきたメンバーは、唯一トニーだけだった。オレはヤツの若さについてゆこうとして、間違えた音を吹いてしまったこともあった。トニーは、オレにいつのまにかやめていたトランペットの練習を始めさせたヤツなんだよ。)

当時、20歳にも満たない少年が、40を目前にしたバンドリーダー、マイルスに喰ってかかり、マイルスも彼に追いつこうと練習を再開します。トニー・ウィリアムスの音楽に対する情熱と、バンドの中ではいかに重要なポジションに就いていたのかが垣間見えるエピソードですね。

ハイハットを踏まない高速テンポの4ビートを得意としたトニーは、複数のリズムを組み合わせたポリリズミックなドラミングも得意としていました。
しかし、ドラムのテクニックだけではなく、トニー・ウィリアムスは、高い音楽性をも持ち合わせており、エリック・ドルフィーの『アウト・トゥ・ランチ』や、サム・リヴァースの『フューシャ・スウィング・ソング』などの名盤は、彼の存在なしでは考えられないほどです。
posted by ディレクターA at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ特集U

アルバム『ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS』より「MOANIN'」

David Matthews(デビッド・マシューズ)さんが、本邦初公開!?、この曲が出来上がるまでのお話を聞かせてくれました。"Benny Golson heard his play and said Bobby, writes a bridge to that and you'll have a great song! " メンバーのBobby Timmons(ボビー・ティモンズ:piano)が「MOANIN'」のテーマの4小節を弾いているのを聴いたBenny Golson(ベニー・ゴルソン:tenor sax)が「ボビー、この曲にブリッジつけようよ!きっといい曲になるよ」と言ってできた曲なんですって目曲って、いろんなきっかけで生まれるものなのですね〜るんるんそして、2人の手によって作られたなんて思えないほど、しっくりきますよね。相性ばっちり手(チョキ)

お気に入り度:★★★★

Moanin'

Moanin'

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Parlophone Jazz
  • 発売日: 1999/03/17
  • メディア: CD



posted by ディレクターA at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

アートブレイキー・&ザ・ジャズメッセンジャーズ特集

ゲストは「快楽ジャズ通信」、初の海外ゲストグッド(上向き矢印)
マンハッタン・ジャズ・クインテットのリーダー&ピアニストのデヴィット・マシューズさんですっぴかぴか(新しい)とっても気さくなおじ様でしたひらめき


ART BLAKEY(アート・ブレイキー)のプレイの中にはジャズのエッセンスのすべてが凝縮されているんですって。私のようなジャズ初心者には美味しいアーティストかもしれませんわーい(嬉しい顔)

そして、ART BLAKEY(アート・ブレイキー)は数々のジャズマン育ての親の一人だそうです。トランペッターだと、クリフォード・ブラウン、リー・モーガン、フレディ・ハバード、ウィントン・マルサリス、サックスだと、ルー・ドナルドソン、ベニー・ゴルソン、ウェイン・ショーター、ケニーギャレットなど。ピアニストは、ボビー・ティモンズ、シダー・ウォルトン、ホレス・シルバーなどexclamation&question(名を並べるだけで、そこのけそこのけるんるん「ははぁー」というかんじ。)みーんなART BLAKEY(アート・ブレイキー)に育てられたんですって。ジャズ界の親分exclamation×2本当にそうですね。

どの時代、どの世界でもすばらしい親分に恵まれると後世もすくすくと元気に育つのねかわいい

アルバム『MOSAIC』より「MOSAIC」
David Matthews(デビッド・マシューズ)さんは、"This melody is not very melodic. It is a flamework for exciting improvisation from the whole band."(この曲はメロディ、というよりエキサイティングな即興を誘発するような曲なんだ)と言っています。うんうん。わかる気がします。
ちょーノリノリですもの演劇ART BLAKEY(アート・ブレイキー)のドラムに煽られる、ピアノも「ちゃんちゃんちゃら ちゃちゃんちゃちゃんちゃ」(←わからない方はCDを聞いてください!)と
かっこよくリズムを刻んでいて、相乗効果で回りもエキサイティングに演奏しています。「んー!!かっこいい!!」

お気に入り度:★★★★★


Mosaic

Mosaic

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note
  • 発売日: 2006/01/19
  • メディア: CD




このジャケ写、"Nice Smile!"ですよね〜
posted by ディレクターA at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


スポンサードリンク
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。