トニー・ウィリアムスはとっても勉強家だったそうで、後期はオーケストレーションまで学んでいたそうです。そして「全部できるからミュージシャンなんだ」と言っていたんですって。この曲はト二ー・ウィリアムス作曲で、「ドラマーが作曲した曲なので、管楽器のようなロングトーンがあったり、ピアニストが作曲したように内声の中にメロディが見え隠れしているような作り方をしていない。あくまでもメロディありきで、それにハーモニーをつけるような作曲の仕方をしている」をドラマーの大坂さんだから見つけることができる、とっても貴重なお話をいただきましたよ


アルバム「HOMMAGE」より「E.S.P.」
このアルバムはジャズジャイアンツ達へのオマージュというアルバムで、今回ご紹介したのはウェイン・ショーター作曲のこの曲「E.S.P.」
この曲を聴く前にトニー・ウィリアムスの楽曲をたくさん聴いていたのですぐに「トニーっぽいなぁ」と思いました。アルバムの中の曲で聴いててむちゃくちゃ元気になれるのが「St.Thomas」。ソニー・ロリンズの曲であまりにも有名で、その曲をどうアレンジしているのかしら?と聴いてみると、愉快で爽快で、楽しめるナンバーです。あと、ラストのオスカー・ピーターソンの「Hymn To Freedom」も、ドラムがしっとり、そしてピアノのメロディはきらきら

