更新が滞ってしまい、残念な気持ちです

業界的に大きな事件があると、いきなり予定外の仕事が舞込んできて、ひょえ〜となりますが、使命ですもの。しょうがない

さてさて、先日は沖縄のジャズカフェ「スコット・ラファロ」オーナーのtommyさんをお迎えして、ジャズベーシストのスコット・ラファロ特集をお送りしました。
ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソンなどは知っていましたが、彼の名前はこの番組を担当するようになってから知りました。ラファロはビル・エヴァンスとのインタープレイでとても有名なんだそうです。インタープレイというのは、楽器演奏中に生じる演奏家同士の相互作用のこと。相手の音に反応し合い、それによって個々を高めあい、全体を活性化させる音楽的会話、だそうです。彼らがどんなインタープレイをしていたのか・・・?少しだけポッドキャストでもお話しています。チェック!(来週にでもネット上&itunesでも聞くことができるようになるのでお楽しみに)
ということで、1曲目にお送りしたのは、『BILL EVANS TRIO SUNDAY AT THE VILLAGE VANGUARD』より「GLORIA's STEP」(1961年)これはラファロ作曲。ふむふむ、初めてベースに注目してビルエヴァンストリオを聴きましたが、結構絡んでいます。
2曲目はtommyさんが「歌ものもいいんだぞ!」とお勧めしてくれた『BEVERY KELLY SINGS』より「LOVER COME BACk TO ME」(1957年)
これはプロになって2年目の演奏だそうですが、とっても正確にリズムを刻んでいて、だけど、それが「ただリズムキープしてます」というだけの淡白なおとではなく、まん丸のやわらかい、味のある音をしています

3曲目はミュージカルの曲ばかりを集めたアルバム『GIPSY』から「COW SONG」
その当時、譜面が読めないとショービジネス界には参加できなかったそうです。ラファロは音楽学校へも通っていて、しっかりと音楽教育を受けていたので、当然のごとく譜面が読めて、初見も得意だったそう。そういうわけで、こういうミュージカルのアルバムにも参加していたようです。ここではラファロの得意技といわれている3連符や6連符が出てきています。
tommyさんもおっしゃっていましたが、ラファロは、コマーシャルな部分とアーティスティックな部分をバランスよく併せ持っている演奏家ですね。頭がいい、要領のいいアーティストです。
そして、やっぱり知的なピアニスト(音楽教育を受けたアーティスト)との相性がいいのだそう。
posted by ディレクターA at 20:09|
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